マンガ・アニメの教養は、ケアイノベーション協会が執筆しています。
銀河鉄道999鉄郎の外見の変遷

左から、テレビアニメ放送版、劇場版、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)版
銀河鉄道999の鉄郎のキャラクターデザインは当初、じゃがいものような少年だった。ずんぐりむっくりな体形はかっこいいキャラクターではなかった。しかし、その後、劇場版やOVAの中では顔は端正さを増し、体形はすらっとしたものになった。
キャラクターのデザインは制作者の明確な意図の表現である。だとすれば、制作者はテレビ放送当初の鉄郎では「だめだ」と判断したのであり、制作を進める中で鉄郎のイケメン化を図ったのだろう。それはどうしてか?鉄郎に対する親心だろうか?少しでもカッコよく育ってほしいという。しかし、そうではないだろう。鉄郎がキャラクタービジネスの中で魅力的な存在として他のキャラクターと見劣りのないものにしたいという意図があったのだろう。
であるとすれば、コンテンツを求める側、視聴者・消費者の消費行動から考え、鉄郎はイケメンの方がよいという判断があったのだろう。
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